2018年1月8日月曜日

「木造」電車阪急1形を作る(4)~車体の組み立て

木造電車を作る第4回です。

前回、レーザー加工したひのき板を組み立てていきたいと思います。
(前回の様子はこちら

レーザー加工した車体
レーザー加工が終わった車体は、実際に組み立てる前に、パーツ同士が正しく合うかなどを確かめるため、仮組(組立のテスト)を行います。

レーザー加工は、元のデータに従って加工するため、元の設計が正確であれば、きちんと組み立てることができます。
しかし、設計、レーザー加工の線指定など、ちょっとしたミスなども正確に反映されてしまうため、一度仮組をして設計上のミスがないか確認します。
もし、仮組をしてうまく合わない個所があった場合は、設計を修正するか、手作業でパーツを削って対応します。
仮組中の車体
仮組が終わり、パーツの確認・修正をしたら、いよいよ接着剤を使って組み立てます。

今回の接着にはタミヤのクラフトボンドという接着剤を使いました。
ノズルが小さいため、細かい接着に向いています。
ちなみに、このボンドは、アルテコの速乾アクリアのOEM商品で、アクリアと中身は同じです。
今回使用した接着剤
組立中、反りなどが原因でどうしても接着できないところがあったりします。
そんな個所には、洗濯ばさみやクリップなどを使って押さえながら固定していきます。
洗濯ばさみで固定している様子
強度が必要な床板や、反りが心配される側面などには、あらかじめ太い梁を入れます。
今回は、5mm角の檜棒(ストックしていた棒が偶然檜だったのですが、檜ではなくても固めの木であれば使えます)を梁に使いました。
床板に取り付けた梁
最後に、外板を貼り付けます。
今回は1mmのひのき板を使いました。
車体に張り付けた外板

今回はここまで
次回は、屋根を作って仕上げたいと思います。