木造電車を作る第7回
今回は窓ガラスを製作します。
Nゲージなどの小型の模型では、透明プラ板を側面裏側に貼り付けて、窓ガラスを再現するのが一般的です。Gゲージでも、同じ方法で製作することが多いです。
しかし、今回の阪急電車の場合、車体に使用する木材が3ミリ厚と厚いため、上記の方法では、窓ガラスが奥まってしまい、不自然になってしまいます。
そこで、今回は、透明アクリル板をレーザー加工して、窓ガラスを1枚1枚、製作することにしました。
余談ですが、レーザーカッターでは、紙・木材以外にも、今回の透明アクリル板など以下の樹脂を加工することができます。
<加工することができる樹脂の例>
アクリル板(透明・不透明)・POM・ABS・ジュラコン・ポリエステル・ポリエチレンなど・・・
※レーザーカッターを利用できるファブスペースの中には、一部使用制限されている材質があります。詳細は各ファブスペースのHPを参照ください。
※塩ビなど、燃やすと有毒ガスが出る材質については使用できません。
illustratorで切り抜きデータを作成し、レーザーカッターで透明アクリル板を切り出しました。
切り抜いた透明アクリル板 |
実車では、戸袋窓と、側面窓上にある飾り窓の部分は、すりガラスになっています。
模型でも、同じ部分が、すりガラスに見えるよう、切り抜き加工と同時に、彫刻(ラスター加工)もしてみました。
模型でも、同じ部分が、すりガラスに見えるよう、切り抜き加工と同時に、彫刻(ラスター加工)もしてみました。
ラスター加工は、加工時間はかかりますが、素材にさまざまな模様を付けることができます。今回はすりカラス風加工にしましたが、グラデーションにしたり、画像を彫刻させることもできます。
すりガラス風加工をした窓ガラス |