2019年4月3日水曜日

アクリルとPOMで大井川7200をつくる(1)構想

3ヶ月間、ご無沙汰してしまいました。

今回から、新作を作っていきたいと思います。

これまで、Gゲージを作るときは、紙や木で車体を作ってきました。

前回、木造電車の製作では、初めてレーザー加工機を使用しました。
レーザー加工機では、紙や木だけではなく、可燃性の樹脂(アクリルやPOMなど)も切り出すことができます。

今回は、主にアクリル樹脂を使用し、車両を作っていけたらと思っています。
アクリルは、硬くて割れやすいため、加工が非常に難しい素材です。
しかし、レーザー加工を用いることにより、細かい造形を作ることができます。
ただし、割れやすいため、強度が必要な部分は太くしたり、他の素材と併用するなどの工夫が必要になります。

今回製作するのは、大井川鉄道7200形です。
東急7200系を両運転台に改造した車両で、「ダイヤモンドカット」と呼ばれる、「くの字」になった独特の前面形状が特徴の車両です。
改造時に新設した側の運転台は切妻になっており、前後で顔が違う車両になっています。
改造当初は十和田観光電鉄で活躍していましたが、同線廃止後は大井川鉄道に譲渡されています。
東急7200系(写真は同型車の7600系)

この「ダイヤモンドカット」の前面を、アクリルから作っていきたいと思います。

続きは次回
デワ