2015年4月20日月曜日

モハ220形リニューアル工事(4)~自動扉開閉ギミック~

旧ブログ(吊り掛け電車の通い道)の記事を編集して再掲載したものです。
先日、あるテレビで引退が取り上げられ、少し話題になってきている、モハ220形ですが、毎日工作机で見ているので、全然引退した気がしません(笑) これも大スケールのGゲージのメリットかも

さて、最近なにかと忙しく、なかなか進んでいなかったモハ220リニューアル工事ですが、少しずつ進捗状況を載せていきたいと思います。

今回は、自動扉開閉ギミックについて。

自動扉は、以前から取り付けられていましたが、リニューアルする際、全体的に厚い素材で作り変えています。
自動扉開閉ギミック
自動開閉扉は、前作の300形の時に圧縮空気式で試験しましたが、思ったように開閉しなかったため、今回は最近の電車に使われている、電動のスクリュー式にしました。
モーターはタミヤのミニモーターを使用し、ゴム管でネジシャフトに繋げています。ドア側には、HOの台車枠と台車枠をつなぐ部品の中に、厚めのナットとスペーサーのプラパイプを挟んだパーツを作成しました。このパーツに使っているナットがシャフトに合わせて左右に動くことで、ドアが開閉します。
自動扉開閉ギミックのアップ
今回は開閉制御に、ヨドバシで売っていた1500円程度のトイラジを使用しました。トイラジも、ここ数年で技術が格段に進歩しており、今回使用した製品は、31×35mmの基板で2つのモーター出力とLED出力を兼ねそろえたスグレモノでした。
なお、トイラジを含めたおもちゃ各種の改造は、くれぐれも自己責任でお願いします

このモハ220では実車がワンマン運転を行っており、駅によって開閉するドアが変わるため、模型でも前後のドアが別々に開閉するようにしました。
電動式だととても簡単に自動扉を作ることができますが、なんとか実車同様に、空気で開けられないかなと構想を練っている今日この頃です。

さて、次回は小物類の製作を行っていきたいと思います。

2015年4月8日水曜日

モハ220形リニューアル工事(3)~戸袋と座席~

 
旧ブログ(吊り掛け電車の通い道)の記事を編集して再掲載したものです。

モハ220形リニューアル工事、最近少しローペースになりつつありますが、今回は、戸袋と座席の製作です。
実車のモハ220形は、運転台部分のみ新しく作ってあり、それ以外の部分は、西武701系の側面を使っているため、運転台横の戸袋のみ窓がなく、扉間の戸袋には戸袋窓があります。
今回は1mmの低発砲塩ビ板を使用しました。東急ハンズの低発砲塩ビ板は1mmから3mmまで3種類が発売されており、
1mmは細かい部分の製作に
2mmは側面など外側の主要な部分に
3mmは特に強度を要する部分に
と、比較的うまく使い分けることができます。
今回は室内の部品なので、1mmの低発砲塩ビ板から切り出し、そこにプラ棒で骨組みを作り組み立てました。その後、運転台仕切りに取り付け、車体に仮固定しました。
車体に仮固定した戸袋
車体と戸袋との間に大きな隙間があるのは、後日紹介するギミックを搭載するためです。

さて、扉間の戸袋には座席を取り付けました。
座席も2mmや1ミリの低発砲塩ビ板を加工して製作したものです。
座席のシートは、塗装後取り付けたいと思います。

戸袋に固定した後の座席
そういえば、実車は長いこと優先席がありませんでしたが、去年あたりから京阪と同じタイプの優先席ステッカーが取り付けられたようです。全座席の1/2が優先席になっているようです。

今回はここまで
次回は、ある仕掛けを取り付けたいと思います。

2015年4月2日木曜日

モハ220形リニューアル工事(3)~運賃箱~

 
旧ブログ(吊り掛け電車の通い道)の記事を編集して再掲載したものです。
今回は、運賃箱を製作します。
近江モハ220形もワンマン電車のため運賃箱が付いています。
実車の運賃箱
近江鉄道で使われている運賃箱は、両替方式で、おつりが出ないタイプの運賃箱です。最新形式の100形以外はこの形の運賃箱が使われているようです。

今回は、フジミの1/32の料金箱・トイレセットという製品を使用しました。
このキット
この製品では、高速バスの料金箱をモデルにしているようです。
そのため、少し形状が異なっているので、プラ板やプラ棒などで改造をしました。また、製品の大きさが少し小さかったので、低発砲塩ビ板でかさ上げしています。
改造した後の運賃箱
この運賃箱、運転台仕切りの部分に取り付けるのですが、通路になったときに移動できるよう、磁石で車体に取り付けています。

今回はここまで
次回は戸袋と座席を作っていきたいと思います。