木造電車を作る第8回
今回は、各パーツを取り付け、完成させます。
~パンタの取り付け~
屋根上にパンタグラフを取り付けます。
パンタグラフは、LGBなど各社から市販されているので、それを使っても良いのですが、今回は自作してみることにしました。
(パンタグラフの制作についてはこちら)
屋根上にパンタグラフを取り付けます。
パンタグラフは、LGBなど各社から市販されているので、それを使っても良いのですが、今回は自作してみることにしました。
(パンタグラフの制作についてはこちら)
屋根に4か所穴をあけ、ネジで固定しました。
~室内灯の取り付け~
車内に室内灯を取り付けます。
室内灯は、線路から集電して光らせる方法と、車内に電池を搭載してその電気で光らせる方法とありますが、線路から集電する方法では、停車中は照明が消えてしまいます。
そのため、電池を搭載して光らせる方法にしました。
今回は、トミーテックの電飾キット(ジオラマ用)を使用しました。
この電飾キットは、電池ボックスと結線済みLEDがセットになっており、ハンダ付けなしで取り付けられるところがメリットです。
天井裏にコードを這わせて、LEDを配置します。
見栄えを良くするため、アクリルで天井板を作り、配線が隠れるようにしました。
~前照灯・尾灯の取り付け~
前照灯は、これまでの車両では、木のパイプを加工して製作していましたが、
今回は、LEDリフレクタをもとに加工しました。
もともとLEDを取り付けて使うようにできているため、
簡単にLEDを組み込めるのがメリットです。
リフレクタの外側にプラ板を巻いて、前照灯っぽく加工し、黒く塗装しました。
LEDは、5mmの定電圧ダイオード付きのものを使用しました。(Gゲージは20Vくらいまで電圧がかかることがあるので、20Vまで耐えられるタイプにしておくことをお勧めします)
尾灯は、今回のモデルとしている阪急1形では、円筒形のものが窓上についています。
0.3mm厚のプラ板を、5mmの丸棒に巻きつけて、円筒形の部品を作り、LEDの入る穴をあけて製作しました。
LEDは、3mmのLEDに、定電圧ダイオード付きのソケットを取り付けて使います。
~完成~
着工から1年、ついに阪急1形が完成しました。
車内は、木造車独特の質感が表現できたと思います。
これまで、鉄道模型を作るのに、木を素材として使うのは、細かい造形が難しいため、あまり例がありませんでした。
今回、レーザー加工を使用すれば、ペーパー車体並みの細かい造形もできることが分かりました。
木を素材として使用するには、反りなどに注意する必要がありますが、木造の電車や、木を使った内装などを表現するには、温かみのある雰囲気が出て、とても効果的だと感じました。
前照灯は、これまでの車両では、木のパイプを加工して製作していましたが、
今回は、LEDリフレクタをもとに加工しました。
もともとLEDを取り付けて使うようにできているため、
簡単にLEDを組み込めるのがメリットです。
リフレクタの外側にプラ板を巻いて、前照灯っぽく加工し、黒く塗装しました。
LEDは、5mmの定電圧ダイオード付きのものを使用しました。(Gゲージは20Vくらいまで電圧がかかることがあるので、20Vまで耐えられるタイプにしておくことをお勧めします)
屋根に取り付けた前照灯 |
尾灯は、今回のモデルとしている阪急1形では、円筒形のものが窓上についています。
0.3mm厚のプラ板を、5mmの丸棒に巻きつけて、円筒形の部品を作り、LEDの入る穴をあけて製作しました。
LEDは、3mmのLEDに、定電圧ダイオード付きのソケットを取り付けて使います。
製作中の尾灯 |
完成した尾灯 |
点灯させた尾灯 |
着工から1年、ついに阪急1形が完成しました。
完成した阪急1形 |
室内にカメラを置いて撮影 |
今回、レーザー加工を使用すれば、ペーパー車体並みの細かい造形もできることが分かりました。
木を素材として使用するには、反りなどに注意する必要がありますが、木造の電車や、木を使った内装などを表現するには、温かみのある雰囲気が出て、とても効果的だと感じました。